A downloadable game

<チーム名>

FitIn

<メンバー>

・中嶋伶(リーダー,プランナー)

・藤本航惺(itch管理,デザイン)

・武田寛月(リサーチ)

・板倉健将(プランナー)

・稲田賢太郎(リサーチ)

<テーマ>:外国人にまつわる防災訓練

<リサーチ結果>

「外国人は何をすれば良いか、何をしてはいけないかという暗黙の了解を知らない」といった情報伝達における問題が存在している。そして、困っていることを伝えられないという課題も見受けられる。

タイムラグがあったり、旅行者には周知されていなかったりと、現在の支援状況には解決されていない問題も存在する。

→個別の避難所レベルでも、必須情報をある程度伝達できるような準備を整えておくことが望ましい

情報伝達の訓練における課題とは

日本人目線で課題を抽象化してみると

①外国人への情報の伝え方が「分からない」→情報の伝え方を学ぶ

②外国人が何を知りたいか「知らない」→外国人の疑問を想定する

③外国人とのコミュニケーションの「ハードルが高い」→伝達の成功を経験する

以上を踏まえた ゲームコンセプト

①お題の内容を外国人役の参加者に伝えるお題

——「情報の伝え方を学ぶ」訓練に(課題①に対応)

②回答を表すジェスチャーから、それに対応する質問を連想するお題

——「外国人の疑問を想定する」訓練に(課題②に対応)

→日本語無しでの「伝達の成功を経験する」ことで、コミュニケーションのハードルを下げる訓練に(課題③に対応)

<要求定義書>

・発注者:各自治体の危機対応部局

・対象ユーザー:避難所で外国人に対応する必要のある自治体職員や、避難所運営を担う町内会メンバーなど

・解決すべき課題:

避難中・避難後の外国人との情報共有が上手くいかないこと

例……避難所が分からない、炊き出しの時間が分からない、帰国方法がはっきりしない

・課題の解決法/手段の適切性及びその根拠:

①日本語が通じない相手への情報伝達が困難であることの認識・周知

——母国語が通じない状況下で必要な情報を伝える困難さを知ることで、外国人がサポートを必要としているということをまずは認識する

②日本人による外国人への情報伝達能力の向上

——日本語でのコミュニケーションが困難な外国人と、具体的にどのようなコミュニケーションが可能か、どのような障害があるか、どのような道具があれば容易に伝えられるのかといった情報を遊びながら把握する。それによって、多くの人々が外国人へのサポートを行える状況を創出することをねらう。

・効果の検証法:

避難所運営訓練を行い、本ゲームの既プレイ者が実際にコミュニケーションを行えているか、また、実際にツール等を上手く利用できているかを確認する。

<企画説明>

タイトル:LBS –Language Barrier Simulator-

ねらい

◦ このゲームを通して、言葉の通じない人々に物事を伝えることが困難ということを理解してもらう

◦ 言語を用いずに相手に物事を伝えるために、どのような道具があれば便利かを知ってもらう

ゲーム内容

人数など

プレイ人数:5人以上

参加者は1人のゲームマスターと、2人以上の2チームに分かれる

  各チーム内で1人の伝達者と、その他の回答者に分かれる

プレイ手順

①ゲームマスターがお題カードを1種選び、それを各チームの伝達者に見せる

②伝達者はそのお題に基づいて必要な情報の表現を制限時間内に行う。

③制限時間が経過したら、回答者は情報がどのような内容であるのかを答える。

④お題内容との合致度によって回答に点数がつけられる。

点数の判定は、お題に記された基準に基づいてゲームマスターが行う。

2モードの詳細

モード① お題の内容を外国人役の参加者に伝えるお題

……お題例「〜時以降は静かにしてください」

→伝達者は上記の内容をそのまま伝わるように表現

回答者はお題の内容を回答する

モード② 質問に対する受け答えを表現し、それに対応する質問を連想するお題

……お題例「医療の支援はいつ・どこで受けられますか?」

「〜時に炊き出し場所の横に医者が来ます」

→伝達者は後者を表現し、回答者は前者の質問文の内容を回答する


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SGJ10_発表資料_TeamFitIn_2日目.pptx 132 kB
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